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カテゴライズされる安心感、ポリアモリー

ジェンダーとポリアモリー ポリアモリー

こんにちは。
ふわぽりー(@FuwaPoly)です。

人はカテゴライズされることに一種の安心感を覚えるのではないでしょうか。
国籍、人種、性別、信仰、業種、趣味、趣向。
人を分類するカテゴリーは無数に存在します。

たとえ国籍がない人でも全く何にも属さずカテゴライズされない人などいないでしょう。

私は最近、ポリアモリーと呼ばれる属性を知り、調べて「ああ、私はこのカテゴリーに近いのかもしれない」と感じました。

それまでの私は、「浮気症で気が多い非倫理的な人間なんだろう」という漠然とした自覚がありました。
しかし、この半生で慰謝料を払ったり刑務所に入るような事態に陥ったこともありません。

つまり非倫理的な人間であると自覚していると同時に社会生活に支障をきたさない程度の倫理観を持ち合わせ、一般社会に溶け込むことが出来ていたということです。

しかし、倫理観を持っていれば常に快適に生活出来るかといえばそうでもありません。

大人になれば誰にも言えないことの1つや2つくらいはあるでしょう。
道徳的な理由であったり、人間関係を維持していくための工夫であったり、言えないことの数だけ理由も存在するでしょう。

私にとっては同時に複数の異性を恋愛的感情を抱いてしまうことでした。

日本では結婚すれば「貞操の義務」」が発生し、配偶者以外との性的行為は不貞行為とみなされます。
その根拠はといえば法です。民法第770条第1項がそう定めているのです。

コンプライアンスに厳しくなった昨今、不貞行為は社会生活において致命傷になります。
仕事を失う程度で済めば可愛いもので、親族や周りの人にまでその影響を及ぼすことも少なくありません。

かといって「結婚してないから複数の異性と恋愛関係を築いても良いのか」と問われれば良くないという方がほとんどでしょう。
未婚の場合は法的根拠はなく、一般常識・倫理的にNGなのです。

そんなことないよ!と言ってくれる方も少なからずはいるでしょうが、多くの人は倫理的に受け入れてくれません。
どれだけ多様性が叫ばれようと民主主義国家において多数派が正義なのです。
また、法治国家においては遵法精神が求められます。

ポリアモリーという概念は学問的に歴史も浅く、どのような人が該当するのかといえばネットの記事か限られた書籍しかありません。

今後研究が進んでいくにつれてDSM-5に記載されるような精神疾患とされる日が来るかもしれません。
誤解のないように記しますが、ポリアモリーが精神疾患だと言っているのではありません。
少なくともこの記事を書いている現在はDSM-5に記載されるような精神疾患とは位置づけられていません。

万が一、いつの日かポリアモリーが精神疾患の一種だと記載される日が来たとしても私はそのカテゴライズに分類されることに安堵を覚えると思います。
他のポリアモリーの方がその分類を苦痛に感じ、避難したとしても私はやはり受け入れるでしょう。

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